面接が上手くいかない


面接で何度も落とされる

コロナ禍で職を失う人が増えたのか、求人の応募が過去にないぐらい賑わっています。

何人とも面接をしているのですが、

「これは採用できないな。」

と思わせる人には、共通するダメな点が結構あるんですね。

幾つか代表例を挙げていきますので、思い当たる人は、そこを改善して臨むと良い結果への近道です。

面接時に企業が嫌がる人の特徴

挨拶ができないとか、清潔感がないとか、基本的なものは除いて書き記します。

■自身の要求ばかりする人

雇用契約はあくまでも対等な立場での交渉ごとになります。

こちらも応募者の希望をなるべく適えてあげようと思っていますが、当然ですが現在働いてる人と大きな差をつけることはできません。

にもかかわらず、あれが欲しいこれが欲しいと要求ばかりする人は、採用後も何かと要求してきそうだと考えるので、よっぽど欲しい人財以外は不合格とします。

過去には

「他社でアルバイトをしている家族の健康診断代も出してくれ。」

と要求してきた人もいました。

有り体に言えば

「図々しい。」

の一言です。

■責任を負うことを嫌がる人

社員だろうがアルバイトだろうが、働く(お金を貰う)のならば、大なり小なり責任は負います。

ネットでは

「責任のない仕事を探し、ストレスのない生活を」

みたいなふざけた表題の記事もありますが、

「給料はもらうけど、やった仕事に責任持ちません!!」

って人を採用すると思いますか?

面と向かってこれを言った応募者が居ましたが、当然ながら不採用です。

■自身で何も考えず、指示待ちな人

面接でこういう人をあぶりだすのは難しいのですが、話していると端々ににじみ出ています。

過去の職歴からいろいろ聞いてみると

「この会社は~を“してくれなかった”。」

と言うように“してくれなかった”という言葉をよく使うのです。

こういう人は基本は受け身なんだろうと想像がついてしまいます。

作業をしてもらうだけなら採用も考えますが、基本的にはお断りです。

かつて他のオーナー店を従業員ごと引き取ったことがあったのですが、そこの社員が初対面で

「僕、指示待ち人間なんです。やることを言ってくれたら何でもやります。」

と満面の笑みで行ってきたんですね。

でっぱなで波風立てるのもアレなので採用したのですが、全く使えず、半年で逃げていきました。

欲しいと思わせる人財

では、どんな人財なら欲しくなるのでしょうか?

私が最も魅かれる人財は

「その人を採用することにより、会社がどんなメリットがあるのか。」

と言うことを、自身のスキルを絡めて話してくれる人です。

難しいことではなく

「前職ではこういうことをやってましたので、こういう知識・スキルを持ってます。

ですから、入社後はそれらを活かし、こういったことを頑張っていきます。」

程度の事でも大丈夫です。

こちらに

「この人をこのポジションに置けばこういう風に展開できるな。」

というイメージを沸かせてくれればいいのです。

なので、面接時は必ず

「自分が何ができるのか?」

と言うことをアピールしてください。

これだけで面接の合格率は格段に上がりますから。

 

長くなりそうなのでこの辺りで。