2019/08/09
SEオーナーの悲劇が、1か月近くたっても鎮火しません。
内容を見ると、SEJがこの店(オーナー)を潰すために嫌がらせの数々をしてきたように読み取れます。
真偽については色々と思うところありますが、お亡くなりになった方がいますので、ここではやめておきます。
「この悲劇を避けるためにはどうするか。」
を書いていこうと思います。
コンビニの店舗展開として、ドミナントは避けては通れません。
また、同チェーンが近隣にできることが悪いのかと問われると、同業他社に挟まれるよりはマシ、とも言えます。
この件ですと、近隣に4店舗出されたという事ですが、全部は無理でも自店含めて3店舗を手にしておけば、その
地域で最大勢力となれたはずです。
近隣で多店舗となれば、アルバイトの融通もできますし、時給の相場も操作しやすくなります。
また、1店舗あたりの売上や利益が減ったとしても、全店舗で見れば、間違いなく1店舗よりも好転します。
売上下がれば時間当たりの必要人数も減るので、人不足も多少は解消されます。
つまり、視点を個人経営から法人経営に変えれば、ドミナントもチャンスとなるわけです。
では、ピンチのように思えるこういう事態をチャンスに変えるためにはどうするか。
まずは、本部より物件を最優先で回してもらう根回しが必要です。
別に袖の下を渡せと言わけではありません。
〇常日頃から、ちゃんとしたお店を作り、本部方針に沿った経営をし、SVが苦しんでいるときは、身を切ってでも助け
貸しを作っておく。
〇自社内をしっかり整備し、経営陣が店舗に出なくとも維持できる体制を作る。
〇社員はそうそう集まらないので、主力アルバイト数を増やし、人財を増やす。
〇近隣に店舗が出る場合は、そのお店をやりたいという意思を明確にしておく。
等、やっておくべきことは多々あります。
この業界はスクラップ&ビルドが頻繁です。
今の状況がずっと続くなんてあり得ないのですから、常日頃からリスクを念頭に置き、備えるのが大切です。
その為にも、経営戦略を持つことが大事なんです。
「本部が~」と言う恨み節はよく聞きますが、本部は他社であることを忘れてはいけません。
自分の会社(お店)は自分で守る。
自社従業員は本部ではなく社長(オーナー)が守る。
FC契約とは言えども、この原則は変わりません。
私達経営者は、この原則を肝に銘じる必要があります。
なんにせよ、このような悲劇がこれ以上起こらないよう、業界の革新が必要な時期になっていると感じますね。