時短結果


ダイアモンドオンラインに興味深い記事が載りました。

https://diamond.jp/articles/-/213239

FMで深夜営業見直しの実験結果です。

日販は減るが、経費(主に人件費)が減るため、オーナー収支は前年比プラスになった。

って話ですね。

 

現状、深夜はあくまでも作業が主なのでそこの時間帯は赤字であることが殆どです。

なので、そこを止めれば収支はプラスに転じるのは分からん話ではないです。

問題は、深夜の作業を昼にやらないといけないので、その分の人件費が吸収できるかどうか?なんですよね。

昼の人件費を増やした結果、総人件費の削減が思ったより少ない場合、確実に収支はマイナスに転じます。

なので、深夜止める場合は、今以上に人件費管理がシビアになりますね。

「夜勤はお客様来ないから。」

だけで深夜止めると失敗するオーナー多数になる事が予想されます。

 

この件で、SEの主張が覆された(SEさん、完全に世論を敵に回してますね。)となってますが、他にも嘘がばれた事案が。

https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20190614-00130111/

ローソンオーナーが本部を訴えた事案です。

本人は毎月400時間、妻が250時間働いても、店利益が50万以下しか出ない。本部はこの状態を見直せ!ってやつです。

 

FMの件でも分かる通り、人件費が減れば必然的に利益は増えます。

このオーナーさん夫婦の合計650時間の労働時間は,扶養内で働く人6人分以上の人件費に当たります。

時給1,000円計算したら、65万円分の人件費が浮いているのに、なんで利益が思うように出ないのでしょうか?

精算書を見てないので断言はできませんが、弊社に当てはめて考えてみると、もともとの設定人件費が高すぎるのと、おそらく廃棄等の経費も駄々流しであることが予想できます。

弊社ですと、専従者が計200時間も働けば、店利益50万はたやすいことです。

というよりも、50万割ったら事です。

別に特別な事やってるのではなくて、必要店利益から人件費と経費を設定し、それを守るだけでこの利益は達成できます。

なので、このオーナーさんの主張が私にはさっぱり理解できないんですね。

休みがないってのも、クルーに仕事委譲し、マネジメントにを仕事の主とすれば、毎日居る必要なんてなくなるはずですよ。

 

時短や労働環境の改善は考えなければならない事案であるのは間違いないのですが、これがチャンスとばかりに自業自得の案件まで労働問題にするのは、私としては疑問に感じます。